面談を始める前に、「インテーク面談」というものを行います。
この時間がどんなものなのか、あなた自身が主役の時間ですよ、etc.・・・という共有確認をしていきます。
そのとき、一番大事なことをお伝えしているのですが、それが「自己決定権の尊重」です。
あなたが、あなた自身にとって良いと信じることを見つけ、その方向へ進むために背中をそっと押します。
そのために伴走していきます。キャリアコンサルタントは、そのためにいるのです。
日本は、たくさんの先輩方の努力によって、この数十年で物質的に豊かになりました。
私は海外の方の就労支援をすることもあるのですが、たとえばベトナムの留学生の方は「日本は豊かで綺麗。留学できてよかった」と嬉しそうに話します。
この豊かさは、例えば「24時間戦えますか」というような、今言ったら叩かれそうなモーレツ精神のもと、実現してきたものでもあるでしょう。
その流れのままではないにしても、効率的に・素早く・結果を出すことを重視し、それは今もあまり変わりません。
ですが、ご存じの方も多いと思いますが日本は「幸福度」がとても低い国です。
私は、自分で自分のことを決めて、信じて進むことをしなくても、ある程度は生きていける環境であることが一つの要因ではないかと感じます。
良くも悪くも「守られた環境」です。
ほとんどの方が、自分で決めなくても義務教育の学校に行くことができ、
ほとんどの方が、選ばなければ仕事があり、
ほとんどの方が、贅沢をしなければ食べていける。
でも、それで本当に「私は幸せ!満ち足りています」と言う方に、延べ1000人以上の方のお話を聴いてきても、あまりお会いしませんでした。
何かしら「でも、本当は・・・」がついてきます。
マズローの欲求段階説がわかりやすいですね。
そして、丁寧にお聴きしていくと、自分が進んできた道を振り返ると、
「親がいいと言ったから」
「社会的に恥ずかしくないから」
「これくらい持っていないと変だと思われるから」
「この年になったらもうできないと言われるから」
などなど、自分ではない「誰かが」決めた方へ進んだ方は、その選択に納得していない限り悩みます。年齢は関係ありません。
「自分で選択した」という感覚は、自分の幸せのために非常に大事です。
周囲に大事な人がいるならなおさらです。
自分が幸せでない人は、他者に与えることなど到底できないからです。
あなたがもし今、違和感を感じているのだとしたら、その違和感を無視しないであげてくださいね。
その答えが「転職」なのか、もっと別のものなのか、考える機会がきたということです。
あなた自身が教えてくれている、大事なサインです。
自分と対話する、ということはほとんどの方がしてきていません。
私たちプロと一緒にやってみませんか?
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